お知らせ

2023.08.22

御朱印

神社を参拝した証として戴く「御朱印」ですが、その起こりは、奈良・平安時代に神社仏閣に書写した経典を奉納した際に受ける「納経受取(のうきょううけとり)の書付」と云われています。
当時は神仏習合思想の影響があり、仏教の経典を神社へも奉納していたようです。
こうした納経は徐々に一般にも広がり、やがて納経をせず参拝のみをした場合にも証明書を書いてもらうというように変化していったものと考えられています。
鉄道網が整備された明治以降には、巡拝旅行と集印が盛んに行われるようになりました。それに伴って、案内本や旅行記といった書物も出版されるようになり、昭和10年頃から「御朱印」という呼称が見られるようになります。

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