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2023.08.22

結婚式

日本の神話の中で、性別を持って生まれた 「いざなぎのみこと」という男神と 「いざなみのみこと」という女神が 天の御柱を巡って結ばれ、この日本に多くの神々をお産みになり、日本という国が始まりました。いざなぎの命といざなみの命の二人の神さまのように深く結ばれ、また新たな命を産み、育み、次世代へ受け継がれていく、結婚式にはそんな願いが込められています。

現在のような神社における結婚式の形は明治33年5月10日皇室婚嫁令により皇太子であった大正天皇と九条節子姫(貞明皇后)が宮中賢所大前において執り行われたご婚儀が大きな影響を与えています。

翌34年、この婚儀に基づき定められた神前結婚式の式次第は一般でも日比谷大神宮(現・東京大神宮)において行われ、全国各地に普及するようになりました。 それ以前の結婚式は、家庭で行うのが通例で、床の間にいざなぎの命、いざなみの命の御神名の掛け軸や自らが信仰する御神名、また縁起物の絵巻の掛け軸などを飾り、その前に御饌御酒を備え、お供えした御神酒を三三九度により新郎新婦がいただくことで、夫婦の契りが結ばれるというものでした。 この伝統的な婚儀の形は、現在の神前結婚式にも受け継がれています。

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