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2023.08.22

節分祭

「節分」とは立春の前日を指します。そもそも節分という語は、立春だけに限らず立夏・立秋・立冬の前日をさし、四季の節目を意味していた言葉でした。つまり節分は一年に4回あったわけです。
しかし、旧暦では立春が年の始まりにあたったことから、この節目が特に重要視され、いつしか節分といえば立春の前日を指すようになったのです。
節分には、災厄や邪気を祓う行事が行われますが、その代表的なものに「豆まき」があります。年男年女が「福は内、鬼は外」と唱えながら、煎った大豆をまいて鬼を祓うこの行事は、中国の明の時代の習慣を室町時代に取り入れたと云われています。かつては、豆まきを「追儺(ついな)」「鬼遣らい(おにやらい)」といい、宮中の年中行事の一つでした。舎人(とねり)が扮した疫鬼を追い払うことにより、災厄を祓い除くというこの儀式が、次第に民間に伝わっていったのです。

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